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《怒る》平成七年十二月一日

更新日:2020/02/15

先日お寺関係のある集まりで、あるお坊さんが次のような話をしていました。
『ある日、お寺に門徒さんのおばあさんが怒って来たんですよ。そしてこんなことを言っていました。
「うちの嫁は私が出かけるとき、いってらっしゃいと言わなかったんですよ。うちの子はちゃんといってらっしゃいと言ったのに。全くなんて嫁かしら。」
 それから火が点いたように次から次へともうお嫁さんの文句が飛び出してくる、飛び出してくる。そして暫くしてひとしきり文句をいい終えると、このおばあさんは帰られたそうです。
 ところが、ホッと一息ついていると、このおばあさんから電話がかかってきました。さっきあれだけ充分話したのに、まだ文句が言い足りなかったかと思って電話に出てみると、
「さっき言った事はなかったことにして下さい。」
 と言われるのです。驚いて、
「えっ、どうしてですか。さっきあんなに怒っていられたのに。」
と聞くと、
「今帰ってきたら嫁がニコニコして、お帰りなさい、と言って迎えに出てくれたんです。それで何かさっき言った事が嫁に対して悪いような気がしてきたので。」』
 というお話です。
 何だか面白い話ですね。お嫁さんが知らない間に勝手に怒って、そして勝手に反省して。
 皆さんにもこんなことはありませんか。私は何か腹の虫の居所が悪い時に似たようなことがあります。自分で勝手に怒って、暫くしてみると、自分でもなんであんなに怒ったのか分からなくなる時があります。時には、自分の都合や気分だけで相手を傷つけてしまっているような気がします。皆さんはどうでしょう。心当たりはありませんか。
*私は息子とよく喧嘩します。原因は他愛無いことなのです。ただ、お互い謝る事も出来ず、意地の張り合いで喧嘩してしまいます。私が大人なので、大人気ないのは私なのですが、感情というのはいくつになっても制御不能です。仕事では多少は我慢できるようになったのですが、基本的には融通の利かない性格なので、仕事上の付き合いのある人は随分手を焼いていると思います。申し訳ありません。「三つ子の魂百まで」と言いますが、私の大人気なさは死ぬまで治りそうもありません。

*日付は、文章を作成した日付となっています。

*その後の私のコメントが付いているものもあります。



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