花祭り
更新日:2019/04/26
「花祭り」は、お釈迦様の誕生をお祝いする行事です。お寺が関わっている保育園、幼稚園では、必ず行われています。本当は、4月8日がお釈迦様の誕生日と言われているのですが、4月8日に行事を行うことは不可能です。保育園に通ったことがある方なら説明は要らないと思います。ですから、4月の終わりから5月の初めの間で、適当な日に行っています。
お釈迦様は、生まれてすぐに7歩あるき、右手を上に左手を下にして、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」とおっしゃったと言われています。「天上天下唯我独尊」の意味は、「この世の中に私という人間は私しかいない、だから私は尊い」というものです。「私は偉い」、「私は優れている」という比較の意味ではなく、「私の存在そのものが尊い」という絶対的な意味です。
そして、花祭りには甘茶を飲みます。飲んだことがある方はよくご存知でしょうが、甘茶は不思議な味がします。お茶の葉を煮出しただけなのですが、とても甘い味がします。まったく砂糖は入っていないにも関わらず。ある意味で、究極のダイエット甘味飲料です。
その甘茶をお釈迦様にかけ、手を合わせてお祝いするのが「花祭り」という行事です。近隣のお寺や、お付き合いのある寺でも行っているところがあるのではないでしょうか。是非、参加してみてはいかがでしょうか?
保育園では、お釈迦様の描かれた冠をつけて参加します。その姿はとてもかわいいです。